放送協会認定受信機
Approved Radio by NHK

放11615号  シャープ国民6号D型受信機 早川電機工業(株) (1946.8.14認定)

Approved No.11615 Sharp Type Kokumin-gata No.6 type D  Hayakawa Electric Industry Co., Ltd. Approved at 14/08/1946

  

   

TUBES: 58A-57A-47B-12F, TRF, Magnetic Speaker (Paper Framed)

2.5V球を使った国民型受信機の初期のもの。放送局型123号のキャビネットをそのまま使っている。ネットやツマミも局型用である。ダイヤルも局型用のもののスケールの色を緑色から赤に変更し、「放送局型第百二十三号受信機」の文字をシャープのマークにしただけのものである。

シャーシも123号そのもので、36Z-K2の位置にトランスを置き、B-37のソケットを12Fのソケットにしている。トランス式のため必要はないが、123号を流用したため、シャーシはベークライトで浮かしていある。手持ちの局型受信機の部品と、戦前型の入手しやすい真空管を流用して作られた終戦直後ならではのラジオである。

この機種は同じ認定番号で翌年国民6号型にモデルチェンジした。

掲載誌:電波科学1947.10
Appeared on The Denpa Kagaku (Radio Technic & Science) 10/1947 published by Nippon Housou Shuppan Kyokai

(Collection No.11A136)

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