放送協会認定受信機写真
The Data of Approved Radio by Nippon Housou Kyokai

放11012号 シャープダイン 35型 (エバー37号) 3球再生式受信機 早川金属工業研究所 1932年12月28日認定 25.00円(22.00円(球別))

Approved No. 11012 Sharp Dyne model 35 (EVER model 37) , Hayakawa Metal Laboratries. (1932-33) JPY 25.00 (22.00 : without tubes)

  

TUBES: 227 112A 112B (56-12A-12F), Magnetic Speaker,

早川が最初に発売したミゼット型ラジオ。スピーカを内蔵したラジオが出始めた時代のセットである。同じデザインで4球式の45型(227-226-112A-112B)も同時に発売された。この頃、松下電器はやっとラジオの生産を始めたところだった。鉱石ラジオの時代からラジオに取り組んでいた早川は、すでに最新の量産性に優れた安価なセットを発売できるまでになっていた。35型は当初非常に小型のキャビネットで発売されたが、4球式の追加とともに少し大きくなったデザインに変更され、旧制度の放送協会認定を取得した。その後新規格の放送協会認定に移行し、1933年頃まで生産された。

本機はシャープの別ブランドであるエバー37号を示す。シャープとはグリルのデザインが異なる。左のツマミはオリジナルではない。

(所蔵No.m11060) 戸井田コレクション 掲載誌:『ラヂオの日本』 1932年1月号 

This is one of Japanese early midzet set. Nanao Radio’s 3 tubesTRF set.

Knob(left) is unoriginal. Tubes are missing.

(Collection No.m11060) 

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